たべものラボ

京都市中央市場発!旬だより~ぶり~

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これからが旬の食材について、京都市中央市場のイケメン職員が教えます。

紹介者はこの方!

京都市中央卸売市場第一市場 業務推進第二担当

川路 由人氏

 

今回紹介するのは出世魚の代表格”ぶり”です。

ぶりは成長に伴って名前が変わっていく出世魚として有名ですが、
京都では「つばす」、「はまち」、「めじろ」と、ぶりになるまで3回も変わります。


京都市中央市場では、年間1,500トンと鮮魚で一番取扱いの多い魚種です。
代表的な水揚げ場所は富山県の氷見や京都府の伊根で、寒くなるにつれ脂がのり美味しくなります。


ぶりを使った料理には、ぶり大根や、照り焼きなど様々ありますが、
薄切りにしてあつあつの昆布だしにさっとくぐらせて食べる「ぶりしゃぶ」は、
京都の丹後が発祥だと言われています。


小売店等では、切身としての販売が多いですが、購入するときは、
パックを照明にかざしてください。身につやがあれば高鮮度の商品です。

 

\あじわい館スタッフおすすめ!/

ぶりを使ったお手軽レシピ

【ぶりのお雑煮】

【材料】(4人分)
・一番出汁…1リットル
・ぶり切り身…4切れ
・かまぼこ…8切れ
・葉野菜(春菊、ほうれん草、白菜、水菜などお好みで)
・餅…4個
・柚皮…適量
・酒…大さじ2
・淡口醤油…大さじ1
・塩…小さじ1/2

【作り方】

[1]ぶりの切り身をさっと湯通し、軽く水洗いして残ったウロコを落とす。(臭みをとる効果もあり)

[2]葉野菜は、一番出汁を少しとり、茹でておく。

[3]一番出汁に酒、切り身を入れ、ぶりに火を通す。

[4]ぶりに火が通ったら淡口醤油と塩で味を付ける。

[5]お椀に、やわらかくした餅、ぶりの切り身、葉野菜、かまぼこを盛り付け、
出汁をはる。最後に柚の皮を添える。

京都のお雑煮と言えば「白味噌」が定番と言われていますが、
ブリが水揚げされる海に近い地域では、
このような「すまし」のお雑煮も食べられています。是非一度お試しください!