たべものラボ

京都市中央市場発!旬だより〜開干(ひらきぼし)あじ〜

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これからが旬の食材について、京都市中央市場のイケメン職員が教えます。

紹介者はこの方!

京都市中央卸売市場第一市場 業務推進第二担当

川路 由人氏

 

今回紹介するのは、大衆のおかず代表 ”開干(ひらきぼし)あじ”です。


まあじを原料に開いて干物にしたもので、
朝食の一品とイメージされた方も多いのではないでしょうか。
「安い」「うまい」「お手軽」三拍子そろった開干あじは、まさに大衆のおかず代表。

京都市場では,年間140トン入荷し、その大半は静岡県から出荷されたもの。
特に静岡県沼津市は日本一の生産量と品質を誇り、
全国で水揚げされた「良質なあじ」が集まります。

お店で購入する際は、全体があめ色で、黒ずんでいないものを選んでください。
全体的に丸みを帯びているとなお、脂がのっていてお薦めです。

干物は、保存性が高まるだけでなく、旨味が凝縮し、
EPAやDHAなどの栄養価が高まることも大きなメリットで健康的な食材です。

そのまま焼くだけでも美味しいですが、
焼いた後ほぐしてお茶漬けにすれば旨味も出て、少し贅沢な朝食となるでしょう。

\あじわい館スタッフおすすめ!/

開干あじを使ったお手軽レシピ

【開干あじの混ぜご飯】

【材料】(4人分)
・ごはん…2合程度
・開干あじ…1〜2枚(大きさによる)
・大葉…10枚
・生姜…1片
・みつば…適宜
・しょうゆ…大さじ2
・みりん(煮切ったもの)…大さじ1

【作り方】
(下準備)
*みりんを火にかけ、アルコール分を飛ばしておく
*開干あじを骨がないようにほぐしておく
*大葉は千切りにする
*生姜は細かいみじん切りにする
*みつばは、1センチ程度に切るく

[1]ボウルに温かいごはんにみつば以外の材料を入れ、混ぜる。
[2]お茶碗によそい、みつばをのせる。

大葉のほか、お好みで胡麻や茗荷(千切りやみじん切り)を混ぜても美味しいです。
山椒や七味唐辛子などの薬味とも相性がいいですよ!