たべものラボ
京都市中央市場発!旬だより〜頭芋(かしらいも)〜
Category - 旬だよりこれからが旬の食材について、京都市中央市場きってのイケメン職員が教えます。
紹介者はこの方!
京都市中央卸売市場第一市場 業務推進第一担当
森口 幹太氏
今回紹介するのは”頭芋(かしらいも)”です。
「頭芋(かしらいも)」というのは里芋の親芋のことで、品種名ではありません。
京都で食べられる頭芋は里芋の一種である「唐芋(とうのいも)」の親芋で、
粘りが少なくホクホクとした食感があり、煮物やおせち料理に適しています。
「芽が出るように」、「出世するように」と願いを込めて
長男に食べさせる風習があるため、綺麗な芽が付いたものが好まれます。
芋茎(ずいき)を取り、11月に掘り返したものをそのまま土中に埋め戻し一定期間貯蔵することで、
余分な葉が綺麗に取れ、芽がついたまま出荷することができます。
鮮度を保持するため周りに土がついた状態で12月中旬に出荷され、正月の食卓に上がります。
風習を見つめなおし、芽がついた頭芋を探してみてはいかがでしょうか。
\スタッフおすすめ!/
頭芋レシピ
【材料(4人分)】
*頭芋…1個
*片栗粉(小麦粉でもOK)…大さじ2
★醤油…大さじ2
★砂糖…大さじ1
★みりん…大さじ1
★*酢…大さじ1/2
【作り方】
(下準備)頭芋が生の場合は、湯でるor蒸す。
<1>頭芋が大きい場合は一口大に切り分け、頭芋全体に片栗粉をまぶす。
<2>多めの油で衣がカリッとするまで揚げ焼きにする。
<3>別の鍋に★の調味料を入れ中火にかける。
<4>調味料がフツフツとしてきたら、頭芋を入れ、全体にからめたら出来上がり。
お雑煮やおせち料理で食べきれなかった時にはアレンジを!
出汁で炊いたものや、煮物の味つけがされたものでも問題ありません!
さらに美味しさUPです^^